地域の生活空間と子供の遊び場
――特に、日常の生活領域において何が大切かを考えてみる――
・「顔見知り度」の高い街へと転換
心理的な危険が排除されやすい「通り」機能の回復を重視――元来、「通り」
は多面 的な生活行動の場であった。
・地域を「住みよく」つくり変える
住民自治の前進――わが街を(歴史的・空間的に)考える。――国民・市民で
なく住民=住んでいる人=が住みよい街。
・「遊び」に見合う子どもの「育ち」
「子どもは遊びの中でだけ大人に管理されず命令されず、本当に自主的な自分 の人生の主人公になれる」。(暉峻淑子)
・「遊べる街」から危険は排除される
物理的な危険排除の仕組み・構造=建築・都市的な営み。向こう3軒両隣が
知り合うこと。→「顔見知り度」を高める。
・住戸の近傍が子供の遊び場となる
「道」空間を通行専用から生活(遊び)空間へ機能回復。不急な車の通行を
抑制・排除し、→ 駐車方式を再検討する。
・住まいと地域のインターフェイス
不要となった駐車空間の積極的な活用で、外遊びを活発に。花火、けん玉、こ
ま回し、スケート、縄跳び、夕涼み……
(永山孝一)